就労継続支援A型とB型の違いとは?
こんにちは。
行政書士燈綜合事務所の山本です。
今回は、就労継続支援A型とB型の違いについて解説いたします。
これから障害福祉サービス事業所の開設を検討されている方や、就労継続支援の利用を
検討されている方、ご家族の皆様の参考になれば幸いです。
そもそも就労継続支援とは?
就労継続支援とは、「障害者総合支援法」に基づく障害福祉サービスの一つです。
障害や難病などにより、一般企業で働くことが難しい方に対して、働く機会や生産活動の
機会を提供するとともに、就労に必要な知識や能力の向上に向けた訓練や支援を行います。
一般就労を目指す方への支援だけでなく、生産活動を通じた社会参加や自立した生活の
実現を支援する役割も担っています。
就労継続支援A型とB型の違い
A型とB型の最も大きな違いは、「事業所と雇用契約を結ぶかどうか」という点です。
就労継続支援A型
A型では、利用者と事業所が雇用契約を結びます。
そのため、一般企業で働く場合と同様に、労働基準法などの労働関係法令の適用を
受けます。
また、最低賃金法も適用されるため、利用者は最低賃金以上の「賃金」を受け取りながら
働くことになります。
A型は雇用契約を結ぶため、一定の勤務日数や勤務時間に沿って利用することが
一般的です。
就労継続支援B型
一方、B型では事業所と雇用契約を結びません。
そのため、労働基準法や最低賃金法の適用はなく、生産活動の対価として「工賃」を
受け取ります。
工賃額は事業所ごとに異なり、作業内容や生産活動の内容によっても差があります。
また、B型は利用者の体調や障害特性に応じて比較的柔軟な利用が可能であり、
事業所によっては週1日程度から利用できる場合もあります。
A型とB型はどちらを選べばよい?
一般的には、
◇まずB型で生活リズムや就労習慣を整える
◇その後A型や一般就労を目指す
というケースが挙げられます。
ただし、
◇B型から直接一般就労する方
◇A型から一般就労する方
◇長期間B型を利用しながら社会参加を続ける方
など、一人ひとりの状況によって利用の形は異なります。
そのため、A型・B型のどちらが適しているかは、現在の体調や障害特性、将来の
目標などを踏まえて判断することが大切です。
工賃・賃金はどれくらい?
厚生労働省が公表している統計によると、令和6年度の全国平均は次のとおりです。
◇就労継続支援B型:月額24,141円
◇就労継続支援A型:月額91,451円
ただし、実際の工賃や賃金は地域や事業所、業務内容などによって大きく異なります。
まとめ
就労継続支援A型とB型の最も大きな違いは、
「雇用契約を結ぶかどうか」
という点です。
A型は雇用契約を結び、最低賃金以上の賃金を受け取りながら働く形態です。
一方、B型は雇用契約を結ばず、ご自身の体調や状況に合わせて比較的柔軟に利用する
ことができます。
どちらが適しているかは、障害特性や体調、将来の目標によって異なります。
「A型とB型のどちらが自分に合っているのか分からない」
「就労継続支援事業所の開設を検討している」
このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。



